SNS×クリスマス施策|“イベント疲れ”の中で選ばれる投稿設計とは
最初に、少し耳の痛い話をします。
クリスマスが近づくほど、SNSは“にぎやか”になります。
そして同時に、ほとんどの投稿は、誰の記憶にも残らず流れていきます。
それは、あなたの投稿が悪いからではありません。
ユーザーがすでに「イベント疲れ」を起こしているからです。
この記事では、
「クリスマスなのに、なぜ見てもらえないのか」
そして
“頑張らなくても選ばれる投稿”はどう設計すべきかを、
心理と実務の両面から解説します。
導入:クリスマス時期のSNSで、何が起きているのか
12月のSNSは、言ってしまえばお祭り会場です。
- 赤いビジュアル
- 「クリスマス限定!」の文字
- キャンペーン告知の嵐
情報量は多い。
でも、反応は思ったほど伸びない。
私が企業のSNS施策を見ていて、
この時期に必ず感じるのは、これです。
「投稿が増えるほど、1つひとつの価値は下がっている」
なぜ“クリスマス投稿”はスルーされるのか
① ユーザーはすでに見飽きている
人は、同じような情報を何度も見ると、
無意識に処理を省略します。
赤・雪・ツリー・プレゼント。
それだけで「またか」と判断される。
② 「売りたい気持ち」が透けて見える
クリスマス時期のSNS投稿は、
どうしても営業色が強くなりがちです。
ユーザーは、
「何を言っているか」より先に、
「売ろうとしているかどうか」を感じ取ります。
③ 情報過多で、判断する気力が残っていない
イベント後半になるほど、
ユーザーは選ぶこと自体に疲れています。
だから、
“良さそう”よりも、
“考えなくていい”投稿が選ばれます。
選ばれる投稿は「目立つ」より「休ませる」
ここで、発想を一度ひっくり返しましょう。
クリスマスSNS施策で必要なのは、
派手さでも、テンションの高さでもありません。
「この投稿、ちょっと落ち着くな」
そう思ってもらえることです。
お祭りの中で、
静かなカフェを見つけたときの感覚に近い。
“イベント疲れ”の中で選ばれる投稿設計3原則
① 「クリスマス感」を前に出しすぎない
意外に思われるかもしれませんが、
クリスマスを強調しすぎない投稿ほど、反応が安定します。
- 色味を抑える
- あえて通常トーンで語る
それだけで、
タイムライン上で“違和感”が生まれます。
② 商品ではなく「状況」を切り取る
売れている投稿は、
商品を説明しません。
代わりに描くのは、
- 忙しい12月の夜
- 何を贈るか迷っている時間
- ギリギリで焦っている気持ち
ユーザーは、
「自分の今」に触れられたとき、
手を止めます。
③ 「買って」ではなく「わかる」で終わらせる
イベント疲れの状態では、
行動を促すほど、反応は下がります。
それよりも、
「それ、わかる」
で終わる投稿の方が、
結果的にブランドへの好意が残ります。
実務で効果があったSNS投稿の例
私が支援したD2Cブランドで、
実際に反応が良かった投稿は、こんな内容でした。
「クリスマスが近づくと、 なぜか“ちゃんと選ばなきゃ”って 少し疲れませんか?」 (商品写真なし・人物の後ろ姿のみ)
CTAは、ありません。
それでも、
- 保存数が増え
- プロフィール遷移が伸び
- 数日後の購入に繋がる
“売らない投稿”が、結果的に売っていたケースです。
クリスマスSNS施策でやりがちな失敗
① 毎回「告知」になってしまう
SNSは、広告枠ではありません。
② テンションを上げすぎる
ユーザーの気分とズレた瞬間、
静かにスルーされます。
③ 他社と同じ表現になる
違いがなければ、
記憶にも残りません。
まとめ:SNS×クリスマスは「売る」より「余白をつくる」
クリスマス時期のSNSで選ばれるのは、
- 一番目立つ投稿でも
- 一番テンションが高い投稿でもなく
一番、ユーザーの気持ちを休ませてくれる投稿です。
だからこそ、
- 売ろうとしすぎない
- 語りすぎない
- 感情の“今”に寄り添う
この視点で設計されたSNS施策は、
イベントが終わったあとも、ブランドとして記憶に残ります。
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