この記事はネタバレを含みますので苦手な方はご注意ください。
ブルーピリオドに登場する橋田悠(はしだはるか)は、おさげの青年です。
男性なのになぜおさげにしているの?
と思う方もいるでしょう。この記事では橋田悠がおさげにしている理由や人間性について考察して見たいと思います。
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ブルーピリオドの橋田はなぜおさげなの?
ここでは橋田がおさげにしている可能性について探っていきます。
私は次の4つのいずれかの可能性があると思っていますが、個人的には一番最後の可能性が濃厚なんじゃないかなーと感じます。
おさげにする4つの可能性
橋田は高校の頃から「美術の変態」と呼ばれていました。
作中では「絵描きフェチ」「美術フリーク」と呼ばれるほど、美術作品の鑑賞が好きで豊富な知識を持っていたので、オタクみたいなイメージがあったかもしれません。
しかし、私は橋田の見た目からも形容されていたのではないかと推測しています。そうです、男性なのにおさげなところです。
ただ、橋田本人としては理由を持っていますが、終始一貫性があるものと、ないものがあるので、ここでまとめてみます。
マジメに見せたい
これは作中で橋田本人から次のように回答されています。
「おさげはマジメの証」
「少しでもマジメに見せたい」
これは橋田本人が、優等生はおさげキャラが多い→おさげなら優等生に見える、という偏見からきていると思われます(笑)
実際おさげにするには結構な髪の長さが必要ですが、橋田のおさげもそれなりに長いですね!今でこそ、男性の長髪は目にすることも多くなりましたが、それでも橋田のような長さは少数派ですね。
絵を描くときに邪魔になる
この理由も作中で本人がこたえています。
「髪が長いと絵を描いてるとき邪魔」
確かに邪魔ですね(笑)。本格的に絵を描くときは、かなりのな集中力が必要になります。そのため、常に視界の中でユラユラ揺れるような長い髪は、結わないと絵を描くときだけでなく、何をするにも邪魔になります。
宗教上の理由
おさげにしている理由は色々ありますが、実は聞かれる度に回答内容が違います。統一されていないんです!
これには登場キャラも怪しく思い、次のように冗談半分で確認しました。
「宗教上の理由ならちゃんとそう言えよ」
そうすると、橋田からは「せやねー」とあやふやな回答が返ってきました。しかし、これは冗談というか、橋田がボケたと思われます(笑)
原作では一コマの中でのやりとりだったので、ツッコミなどは確認できませんでしたが、おさげに繋がる理由は今のところわかりません。
美意識
美意識からくる好きなファッションとも考えられますね!
実際にファッションということにすれば、好きだから、かっこいいからなどという理由でおさまると思います。しかし、好きだからと言う理由だけで、おさげにするのは橋田は納得しないような気もします。もしかすると、マジメに見せたいなどの理由は後付なのかもしれませんね!独特な感性ですが、高校の頃から「美術の変態」と言われていた橋田なら納得できるような気もしますね(笑)
姉妹の影響
個人的にはここが1番有力じゃないかと思っています!
橋田は、4人兄妹の3番目で姉が2人、妹が1人います。3人の姉妹も個性的なのですが、実はそれぞれ髪型に特徴があります。
- 長女は比較的短めで、前髪に編み込みを入れている
- 次女はウエーブがかかったロングヘアで、髪も染めている
- 三女はおさげ髪
橋田はこの3姉妹の特徴を全部自分に取り入れていると私は考えています。下の画像を見てもらえば( ゚д゚)ハッ!とする人がいるかもしれません。
どうでしょうか?比較的短めで、一部ロングヘア、そしておさげ髪に見えなくもないと思います。このことから、橋田は3姉妹を尊敬している、または非常に家族(姉妹)思う気持ちが強いといえるのではないでしょうか。
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ブルーピリオドの橋田はなぜおさげなの?:橋田の人間性がにじみ出る名言
独特な感性を持っている橋田ですが、作中では「人を焚きつけるのが上手い」とも言われています。関西弁であることも影響してるのかもしれませんね!
実際作中でも心に刺さる表現や投げかけをよくします。簡単に言うと名言ですね!ここでは心に刺さる名言を紹介したいと思います。
橋田の人間性がにじみでる名言①:芸術は正しいかより自分がどう感じたかのが大事やろ
「芸術は正しいかより自分がどう感じたかのが大事やろ」
コミック2巻、六筆目で登場します。自分の好みがわからず、絵を描くことに悩む八虎は世田介、橋田と美術館に行ったシーンです。
八虎がピカソの絵を見るなり、「ピカソの絵の良さがわからない」と打ち明けると、橋田は「好き嫌いがあるのは当たり前」と食べ物に例えて返しました。そして、続けてこういうのです。
「世間的に一銭の価値がなくても大事な人が作ったもんなら宝物やろ」
いい言葉ですね。自分が価値があると思うものに他人の評価は関係ないという意味だと思います。確かに我が子が書いてくれた似顔絵は、世の中のどんなものより価値があると思えます。泣ける…
橋田の人間性がにじみ出る名言②:絵なんか自由でええねん楽しくやったほうがええ
「絵なんか自由でええねん楽しくやったほうがええ」
コミック3巻、九筆目で登場します。実技課題の対応に苦戦する八虎が、コンビニで偶然橋田に会ったシーンです。
藝大の合格作品集を必死にコピーしている八虎に対して、人の作品を見ることが趣味の橋田はこういうのです。
「ここにあるもんみーんな誰かが考えて作ってんねんやろ?そしたらコンビニも美術館みたいなもんやん」
この考え方は私にはできません。頭が柔らかいというか、楽しんでるというか、橋田ならではだと思います。
実際、藝大の入学試験課題は年によって変わりますので、実力があったとしても、今年受かっても来年受かるかわかりません。それなら楽しくやったモン勝ちという感覚ですね!
橋田の人間性がにじみ出る名言③:その人と話したかったら八虎も飛び込むしかないんやで
「その人と話したかったら八虎も飛び込むしかないんやで」
コミック5巻、十九筆目で登場します。八虎が優等生であるが故に、ユカの悩みや不安に寄り添うことができないシーンです。
「君は溺れてる人がいたら救命道具は持ってきても海に飛び込むことはしない」と同級生のとユカから八虎は指摘を受けてしまいます。
これは冷たいと思える一方で、自分の能力や状況を即座に冷静に判断できるくらい優秀だともいえますね。作品中でも八虎は優秀と評されることが多く、橋田からも同じような評価を受けています。しかし、八虎自身はこの意味については理解していないようで、橋田に質問をして、次のように言われていました。
「溺れてるときの息苦しさとか海の暗さは溺れた人同士でしか共有できへんやん」
「その人と話したかったら八虎も飛び込むしかないんやで」
これは本当に飛び込むというより、同じ立場や状況にならないとその人のことを理解できない、と言いたかったのだと思います。実際に寄り添うかどうかは自分自身で決めることと言いたげな橋田ですが、八虎に問いかけた理由は色んな観点で考えさせられますね!
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ブルーピリオドの橋田はなぜおさげなの?:まとめ
この記事はでは、橋田がおさげにしている理由やその人間性について迫ってみました。
一見すると非常に個性的なキャラという印象だけになりますが、特徴を掘り下げていくとこれまで見えなかった人間性まで知ることができましたね!
今回は名言という形で橋田の人間性も紹介しましたが、原作にはもっと色々なシーンで橋田の名言が登場していますので、ぜひ原作も読んでみていただければと思います。もちろん、他のキャラクターの人間性や名言もありますので、併せて確認してみてくださいね!
きっと、皆さんの心にも響くものがあるはずです。